SaaSの案件獲得について

クラウドサービスを使ってソフトウェアの各種機能を利用できるSaaSは、その利便性の良さから人気が高まっており、その開発を行うフリーランスのエンジニアのニーズも増加傾向にある。このSaaSの案件を獲得するためにはいくつかの方法があるが、その中で最も一般的なのは、フリーランスエンジニア向けに案件を紹介しているエージェントを通じて企業などが募集している案件を獲得するというものである。エージェントには数多くの案件が集まってくるため、比較的経験が浅いエンジニアであっても簡単に仕事を受注できるというメリットがある一方で、中間マージンが発生するため最終的に得られる報酬の金額はやや少なめであるという点に注意する必要がある。

エージェントを通さずにSaaSの開発案件を受注する方法としては、他に企業と直接契約するというやり方がある。この方法は、中間マージンが生じないため、エージェントを通す場合と比べて得られる報酬が多くなるという点がメリットである。一方で、企業と直接契約するには、普段から複数の企業とコネクションを構築しておかなければならないので、フリーランスとしての経験値が少ないエンジニアにとっては案件獲得のハードルが高いという点に注意しなければならない。

なお、企業と直接やり取りする以外に、知り合いのエンジニアに紹介してもらって案件を受注するという方法もあるため、フリーランスであっても常日頃からエンジニア仲間との関係は重視しておいた方がよいだろう。